3人育児について。助産師さんの神アドバイス。

◇育児の部屋

今回は、3人育児について悩んでいるときに助産師さんからいただいた言葉を紹介したいと思います。

スポンサーリンク

ある日突然一本の電話が

3人目のぴーくんが産まれたばかりで、バタバタしていたとある日。
電話に着信が入りました。
慌ただしい中急いで出ると、それは市の子育て支援課に配属されている助産師さんからの電話でした。
「もしもし?まんきちさんの携帯でしょうか。出生連絡票の記入欄を見て、お電話かけさせてもらいました。」
・・・そう。自分でも忘れていたのですが、出生連絡票の悩み・不安になるとことにチェックを入れて、「3人育児が不安です。上の子との関わり方について悩んでいます」と書いていたんです。
確かに悩んではいたんだけど、電話はすこしめんどくさいな…。
そう思いながらも、やり取りを続けていると、突然助産師さんが言いました。
「あのね、ママにしてほしいことがあるの。」
一体何だろう。私は救いを求める気持ちで聴き耳を立てました。

上の兄弟と、2人きりの時間をつくる

「まずね、上のお子さんとママが2人の時間を作ること。できれば個室がいいかな。」
なんだかいきなり難しそう。
「個室ですか…。」
「できれば2人の空間を作ってもらいたいの。お茶でもしようかって感じでお菓子と飲み物とか用意して。」
お菓子とか用意するのはちょっと面倒だな…。内心そう思いながら相槌をうつ私。

赤ちゃんが生まれてからの心境を聞いてみる

「そこで、赤ちゃん産まれてからどう?みたいに切り出して色々上のお子さんの気持ちとかを聞いてみるの。寂しいとかそういう気持ちも聞いてあげる。」
確かに、自分から上の子たちに心境を聞いてみたことってあまりなかったな…。

ママの本音も話す。

「あとね、ママの本音も話してみよう。
産まれてからすごく大変で疲れてるとか、どんどんそういう弱音も子どもにさらけ出しちゃう。
今、不安なこととかある?」
正直色々ありすぎたのですが、一番は夫の育休終了後の最初の1週間を1人で乗り切れるのかということ。(当時は考えるだけで吐き気がするほどでした。)
それを伝えると、「じゃあ、これからパパが仕事始まって、ママ1人でみんなを見なくちゃいけないんだ。すごくママ大変だから助けてもらえると嬉しいな。〇〇ちゃんよろしくね、みたいに伝えてみたらいいかも。」
自分の辛い気持ちを小さい子どもに話す…。今まで考えたこともなかったことでした。

小さい子は意外と話を理解している

次男のぴーくんが2歳になったばかりで話をちゃんと理解してくれるのか?という疑問は正直ありました。
しかし、助産師さんは力強くこう言ってくれました。
「まだ通じないとか難しいかなと思っても、話してみて。意外と小さい子はまだあまり喋れなくてもちゃんと言葉を理解しているから。簡単な言葉で、ママのありのままの思いを伝えることが重要だからね。」

イライラせずに、降参してハードルを下げてしまう

「あとね、3人を見るのはとても大変だから、部屋の掃除とかそういう家事はできてなくていい。とにかく生きていれば大丈夫。そんな楽な気持ちで構えてほしいの。」
助産師さんは優しくいってくれました。
「子どもにも、ごめん、もうママできないって言って降参しちゃう。それと、自分のことも大事にしてね。ご飯食べているときに何か言われても、今ママのご飯の時間です!って言って宣言してゆっくり食べていいの。」
これからの3人を1人で見る生活に対してファイティングポーズを取っていた私ですが、何だかそう言われると肩の荷が下りたような気がしました。
早く寝せないと。あまり3人とも泣かせない様にしないと。たくさん身体を動かしてあげたいから幼稚園の後に散歩の時間を作ったほうがいいのかな。
そんな頑張らなくてはいけないと色々考えていたハードルは、無理な時は下げればいいのか。
ちゃんと元気でその日1日を過ごすことができればそれで充分なんだ。

イライラするのが一番子どもに良くない。

「1人でなんとか頑張らなくちゃ!と今まですごい構えていました。」
思わずそうつぶやいた私に、助産師さんは「うんうん、構えないでいいんですよ。」と笑って言いました。
「一番、頑張りすぎてイライラしたり爆発するのが良くないから。
突然親が爆発しても、子どもはパニック状態になって何が起こったのかわからないだけだから。
イライラしていても、何故だかわからないけどママが最近イライラしているなと思って、不安が募るだけ。そしたら子ども自身も攻撃的になって、お互いが辛くなってしまう。」
心当たりがあることばかりで、なんだか胸がズキッとしました。笑
私がよく失敗していることです。

弱音を出した方が、子どもは意外と優しくしてくれる

「イライラするより、もうママ疲れたよ~。できないよ。助けてみたいなスタンスでいた方が、子どもは気持ちを理解して優しくしてくれたりすることもあるんですよ。」
助産師さんは続けてそう言いました。
確かに、自分の気持ちを何も伝えずに、せかせかと動いてイライラしても、子どもには何も伝わらないし、優しくもしてくれないな…。

具合が悪い母や妻に、俺のご飯は?と言ってしまう系の子どもに

私が最後に特にグサッときた言葉です。
「子どものためと思って、ママが自分を犠牲にしてあれもこれもって頑張れちゃう。
そんな強いママはすごいけど、ママの辛さを理解したり気を遣う経験がないと、もしかしたら将来具合悪くて寝込んでいても、俺のご飯どこ?みたいに聞いちゃうタイプの人になっちゃうかもしれないよ。」
半分冗談のような言葉ですが、すごく響きました。笑
尽くしすぎても報われるとは限らない。それならたくさん自分の気持ちを子どもに話して理解してもらえるように育てたい…。そう思えました。

まんきちのつぶやき。

これからの3人育児に不安を抱えていた私にとって、助産師さんの親身的なアドバイスはとても有難かったです。
出産に関しての簡単な確認事項だけだと思っていたのですが、ここまで話してくれるとは…。
もちろん助産師さんが言った言葉は全て正しいとは限らず、子どもによって効果が全くない場合もあります。
また、イライラしないで降参してしまうというテクニックは意外と難しいですよね。
逆に子どもに気長に優しく接しなくてはいけないということでもあるので…。
でも、真剣にこうやって私のためにアドバイスを話してくれた。当たり障りのない少しの励ましでもじゅうぶん仕事になるのに・・・。
その気持ちだけでも本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
上の兄弟がいる方で産後の生活に不安がある方、産後でなくても兄弟がいる方はぜひこのアドバイスを心に留めていただけると嬉しいです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました