キッズスペースの子どもの意地悪。親はどうする?

◇育児の部屋

子どもが大好きなキッズスペース。
子ども同士の喧嘩や、ちょっとした意地悪、ハイハイの赤ちゃんと走り回る幼児の共存問題など、何かとひやっとすることが多いですよね。
先日近くの商業施設のキッズスペースに行ったとき、そんなトラブルを目の当たりにして、改めて親はどう対応していけばいいのか考えました。
キッズスペースを使ったことがある方、よく使う方、これから使う予定の方などに読んでいただけると嬉しいです。

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事の経緯

トラブルが起きたのは施設内のキッズスペース。一体何があったのでしょう。

シーソーで遊びたい2人の男女VS 自分も遊びたい女の子

そのキッズスペースには滑り台とシーソー(子ども2人用)がありました。
3~4歳くらいの男の子と女の子A(ママ友だちの子ども同士と思われる)が一緒にシーソーで遊んでいました。
お互いのママは離れたテーブル席で談笑。
特段トラブルはない状況でした。
そこへ、同じく3~4歳くらいの女の子Bがお母さんとキッズスペースに。
男の子がそのタイミングでシーソーを離れていきました。
女の子Aだけが乗っているシーソーに楽しそうに乗り込む女の子B。
すると、男の子が「だめ~!!どけて」と怒り出します。
あっ、これはヤバいぞ。私はハラハラしだしました。

喧嘩はエスカレートし、たたきあいに

女の子Bのお母さんが慌てて、「後で乗ろうね。(男の子に)ごめんね~」と言って説得します。
しかし、なかなか女の子Bも気が強く、首を振って乗り続けます。
「後で乗ろうね、後で乗ろう」と必死に繰り返すお母さん。
すると、イライラした男の子が女の子Bの足を蹴ります。
「いやだ~!!」それに反抗して大声を上げて男の子をたたく女の子B。
どうしよう。間に入った方がいいのかな。
そう思いましたが、お母さんが女の子Bを引き離して、滑り台へ行こうと誘導。
女の子Bもしぶしぶ従い、一旦その場は落ち着きます。

女の子Aも加わっての意地悪に

滑り台で遊んでいた女の子Bですが、やはりシーソーに乗ってみたいようで、チラチラと見ながら時折近づきます。
シーソーで遊んでいる女の子Aと男の子がそれに気が付きます。
「だめ~!」近づくと2人が声をあげます。
女の子Bのお母さんが「あっち行こうか」と女の子を離します。
少しすると、男の子がいったんシーソーから離れます。
空いたシーソーに乗ろうと近づく女の子B。
「だめ~!」「あっち行って!」
2人が声をあげて、男の子はまたシーソーに座ります。
そんなことが数回繰り返され、だんだんイライラとしてくる私。
そして、次男まるくんが近づいただけでも、2人は「だめ~!」と声を挙げます。
最後に、しびれを切らしたのか空いたシーソーに座る女の子Bに、男の子がまた怒り出し、お母さんが必死で引き離し、女の子Bが泣き出すという展開に…。
悠々とシーソーで遊びだす女の子Aと男の子に、こちらも我慢の限界が。

我慢できずに2人を注意してしまった

「お兄ちゃん、お姉ちゃん、周りのお友達も遊びたいんだって。ずーっと遊んでるから、交代してみんなで仲良く遊ぼうよ?」
私はシーソーにいる2人の男の子と女の子に近づき、声をかけてしまいます。
一瞬固まる女の子A。(男の子は意に介せずという感じ)
すると女の子Bのお母さんが「いいんですよ。すみません。」と恐縮したように私に言います。

慌ててやってくる親たち

その場の雰囲気を察したのか、そこでやっと女の子Aと男の子のお母さんたちがやってきました。
「〇〇ちゃん!ほら。みんなのシーソーだからもう終わりだよ!おいで。すみません~」
女の子Aのお母さんが呼びかけて、私たちにも礼をしてきちんと謝ってくれました。
(こっちは何も謝られるようなことはされていないのですが)
一方、男の子のお母さんは「も~!何やってんのさ」と笑いながら後からゆっくり来て、こちら側に特に何も言わず…。
やっと乗れることになった女の子Bがシーソーに乗り込み、漕ぎだします。
そして、お母さんに抱っこされて、「まだ乗りたいの~!!」と泣く女の子A。
「喧嘩するなら帰るよ~!!」そう言いながら一同はキッズスペースの近くのさっきまでママたちだけで談笑していた机に移動していきます。
結果的に泣かせてしまって、女の子Aのお母さんも大変そうだし、女の子Bのお母さんには逆に肩身の狭い思いをさせてしまったかも…。
これでよかったのかと少し申し訳ない気持ちになってしまいました。

喧嘩はおさまり…その後の様子

その後は、女の子Aはずっとぐすぐす泣いていてお母さんに抱っこされていました。(ごめんね…)
男の子はケロッとしてまたミニカーをキッズスペースに走らせて遊んでいます。
シーソーにはまるくんと女の子Bが2人で乗り、平和な時間が。
女の子Bにも笑顔が戻りました。
その後、男の子のミニカーに興味を惹かれたようで近づきましたが、触らずに少し離れてお母さんと見ていて喧嘩することもなく、きちんと共存できていました。

親は、他所の子どもに注意していいのか?

今回自分が注意したことで、事態が良い方向に向かったかは微妙ですが、少なくとも2人の意地悪を止めることができたのは良かったかなと思います。
(ただの取り合いではなく、近づくと威嚇する、離れたのに、その子が座ろうとするとまた戻ってきて座るというのは本人たちに自覚がなかったとしても、嫌がらせになっている)
今回のような意地悪をした結果→楽しいで終わると、また2人は同じことをやってしまうかもしれません。
今回は結局、意地悪をした結果→シーソーはできないという嫌な結果で終わったので、意地悪をしたら楽しくなくなってしまったという経験にはなったと思います。(お母さんは大変でしたが…)
もちろん、2人と喧嘩になった女の子Bも少しわがままで気が強いかもしれませんが、あの状況だと腹がたってしまうのはわかるし、私はその子に同情してしまいました。
わがままとかより、嫌がらせや意地悪の方が問題だなと思うんですよね。
他の子どもへの意地悪や危害があるときは、周囲の大人はきちんと注意してあげるべきだと私は思います。
でも、それによって、相手の親とトラブルが起きたりと面倒な可能性もあるので、すぐにその場を離れるというのもありだと思います。
でも話が分かりそうな子どもであれば、その注意はその子自身のためにもなるので、ぜひできる声掛けはしてほしいなと思います。

キッズスペースでの親のありかた

せめて目が届く範囲に親はいる

今回は、子どもたちが遊んでいるキッズスペースと離れた場所でお母さんたちは話していて、よく見ていませんでした。
たまには息抜きしたいですし、目を離してしまうのは仕方ないことではあると思います。
でも少なからずこういうトラブルは起こるので、合間合間で声をかける、喧嘩していないか、危ないことをしていないか確認することは必要だと思います。
それができないのであれば、やはりキッズスペースで他の子どもたちに迷惑をかけたりお互いが嫌な思いをしてしまうことになるので、連れてきてほしくないなというのが本音です。
今回は最終的に止めにはいってくれたので、こちらも助かりました。
3歳くらいになってずっと子どもについてまわるまではしなくていいとは思うのですが、せめて子どもを常に見れるスペースに座っていてほしいですね。
また、喧嘩やトラブルが起きるのは必ずしも悪いことではありません。
当たり前のことでもあるので、それを回避するというより、うまく双方で対処してそれが子どもの協調性などにつながればいいですよね。

神経質すぎるのもどうかな…?

といっても、あまりにも子どもの一挙一動を注意するのもやりすぎかも。
やりすぎずちょうどいいあんばいで。それがなかなか難しいのですが…。
私が乳幼児を連れているときに、4歳くらいの子どもが少し早足になるたびにお母さんが「駄目だよ!あかちゃんいるから」とずっと注意していて、こちらもとても申し訳ない気持ちになってしまったことがあります。
ですから、そういうときは、「こちらがそばについているので大丈夫ですよ」と一言いうようにしています。
お互いの配慮がとにかく大事ですよね。
まだ危なっかしい0~2歳までの幼児はすぐ近くに親が常に付き添って、2歳以上の子どもたちが走ったりなど多少自由に遊べるのが双方の親にとっても良いのかもしれません。
ちゃんとした有料のキッズスペースだと、ハイハイ時期の赤ちゃんと、走り回る幼児で別れているので、そうした場所だとより安心ではあります。

子どものためにもルールやマナーは教える

今回の体験もふまえて、キッズスペースで遊ばせて親は休んでいるということができるのは、年中さんの5歳くらいからかなぁと思いました。
それ以下はまだまだ危ないし、親がそばにいる、あるいは付き添うのが一番かと。
そして、喧嘩してしまったときはきちんと注意して、必要であればやんわりと相手の子にも時に注意することは重要。
親は大変かもしれませんが、それが子どもが集団の中でのルールをまなぶ良い機会になると思います。
小学生くらいまでそれを頑張ると、集団のあそびや生活で、子どもが過ごしやすくなるかもしれません。
結果的に野放しにして、嫌われてしまうのは子どもだし、損をするのも子どもなんです。

自分の反省点

今回は、順番で遊ぼうね→交代で仲良く遊ぶが理想だったのですが、なかなかそううまくはいきませんでした。
「あと10回乗ったら交代タッチしよう♪」と保育士さんのようにうまくやってあげればよかったのかな…。
これからは仲良く遊ぼう!交代タッチを心がけていきたいと思います。
意地悪はだめだよ!まで注意するのは親や学校の先生がすることだと思うのですが、皆さんはどう思いますか?

キッズスペースは貴重な遊び場だからこそ、楽しく

コロナ過で一時キッズスペースが閉鎖されていた時期は本当に不便でした。
雨の日、家の中だけでは飽きてしまいますが、お買い物ついでにちょっと体を動かせるキッズスペースがあれば怖いものなし。
1人目も2人目も本当に無料のキッズスペースには助けられてきました。
自分自身もまだまだ未熟なので、きちんとルールやマナーを考えて大事に利用していきたいなと思いました。
また、2歳のまるくんもまだ手がでてしまうので、叩かないように気を付ける、叩いてしまった場合は絶対謝らせるなど、周囲に配慮できるように心がけていきたいと思います。

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